社会

駅の階段を降りる大勢の人たち。
スイスには、安定した労働市場と充実した健康・社会保障制度がある。 © Remo Fröhlicher

低い失業率と安定した労働市場によりスイスに暮らす人たちの収入は、他のヨーロッパ諸国より高い。収入の約1/3が健康・社会保険料として支払われている。

安定した労働市場があり、失業率の低いスイスは、他国と比較して国内総生産高が高い。雇用者と被雇用者は、協力的な関係にありストライキが起こることは非常に少ない。

他のヨーロッパ諸国と比べ、収入レベルが高いと共に生活費も高いため、貯蓄にあてる額は、一世帯ごとに収入の約15 %である。スイスに暮らす人々は、平均で、収入の約3割を社会保障、税金、健康保険に支払っている。

これら徴収されたお金は、高額な保険料ではあるが、充実した社会保障のために使われている。

社会−統計データ

高い世帯所得と安定した労働市場によって、幅広い老齢年金と優れた健康保険システムが実現されている。

生産性

スイスの一人あたりの国内総生産高は高水準である。購買力ベースで評価された額はEU平均をはるかに上回っている。

労働市場

スイスの就業者450万人のうち半分は女性が占めている。失業率は欧州最低レベルである。

家計

スイスでは、欧州よりも価格が高い。しかし各世界では収入の15 %以上を貯蓄することができる。

社会保障

スイスには健康保険、事故保険、収入補償、家族手当、年金など社会保障の手厚いセーフティーネットワークが敷かれている。

保険衛生制度

スイスの保険衛生制度は、連邦色が濃い。高い密度で診療所と病院を備えた質の高い保険衛生システムには莫大な費用がかかる。